森鍼灸整骨院ブログ

2026.07.28更新

自由が丘の森鍼灸整骨院、院長の森です。

 

「妊活を始めたけれど、なかなか妊娠に至らない」「病院に通いながら、自分でもできることをしたい」「流産を経験し、次の妊娠に向けて身体を整えたい」——当院には、こうしたお悩みでご相談いただく患者様が数多くいらっしゃいます。この記事では、不妊症の基礎知識や一般的な治療の選択肢を整理したうえで、当院で大切にしている考え方や鍼灸でのアプローチについてご紹介します。

 

〈私たちが妊活・不妊鍼灸に力を入れる理由〉

私たち自身も、高齢での妊娠や流産を経験しています。妊娠を望みながら結果を待つ時間、検査や治療を続ける身体的・精神的な負担、周囲には話しにくい焦りや不安を、私たちも経験してきました。だからこそ当院では、検査結果や治療スケジュールだけでなく、その方が今どのような気持ちで妊活に向き合っているのかも大切にしながら、自身の経験とこれまでの臨床で得てきた知見をもとに、妊活や不妊治療に取り組む方を身体の面から支えることを大切にしています。

 

〈不妊症とは〉

不妊症とは、妊娠を望んで避妊をせずに一定期間(一般的に1年間)性生活を送っても妊娠に至らない状態を指します。ただし、35歳以上で妊娠を希望している場合や、月経周期が不規則、子宮内膜症やPCOSを指摘されている場合などは、1年を待たずに検査・治療を検討することが推奨されます。不妊は女性側の要因だけで起こるものではなく、男性側の要因が関わっているケースも少なくないため、パートナーと共に検査・治療に取り組むことが大切です。

 

〈不妊の主な原因〉

女性側の要因としては、排卵障害(PCOSなど)、卵管の通過障害、子宮内膜症、子宮筋腫などの子宮の疾患、加齢に伴う卵子の質・数の変化などが挙げられます(それぞれの詳細は[PCOSの記事][子宮内膜症の記事][子宮筋腫の記事]もご覧ください)。男性側の要因としては、精子の数や運動率の低下などが挙げられます。基本的な検査で明確な原因が見つからない「原因不明不妊」も一定数存在しますが、これは「原因がない」という意味ではなく、現在の検査では確認しにくい要素が関係している可能性があります。

 

〈一般的な治療(不妊治療のステップ)〉

不妊治療は、一般的に負担の少ない方法から段階的に進められることが多く、年齢や検査結果によって最初から高度な治療が選択されることもあります。

◎タイミング法:排卵日を予測し、性生活のタイミングを合わせる方法
◎人工授精:採取した精子を子宮内に直接注入する方法
◎体外受精・顕微授精:卵子と精子を体外で受精させ、育った胚を子宮に戻す方法

どの治療から始めるかは、年齢、検査結果、これまでの治療歴などを踏まえて、婦人科(生殖医療専門医)と相談しながら決めることが基本になります。(検査項目や治療法の詳細、当院での治療段階別の施術方針については、[妊活鍼灸くわしくガイド]で詳しくご紹介しています)

 

〈鍼灸で期待できること〉

不妊治療と鍼灸の関係については、特に体外受精と組み合わせた場合の妊娠率への影響を調べた研究が国内外で行われていますが、研究によって結果が分かれており、鍼灸が妊娠率を確実に高めると結論づけられるだけの十分に確立された科学的根拠は、現時点ではありません。一方で、鍼灸は自律神経の調整や骨盤内の血流促進、ストレス軽減などを目的とした補完療法として、不妊治療と並行して取り入れられることがあります。

当院では、鍼灸によって不妊症そのものを治療するという考え方ではなく、婦人科・生殖医療専門医での治療を最優先としたうえで、治療を続けやすい心身の状態を整えるサポートとして施術を行っています。

 

〈東洋医学ではどのように考える?〉

東洋医学では、妊娠しやすい身体づくりを「腎(じん)」の力(生殖機能に関わるエネルギー)や、気・血の巡りの状態から考えます。冷えが強い方、疲れやすい方、ストレスで自律神経が乱れやすい方など、体質によって整え方が異なると考えられており、当院では脈診・腹診を通して現在の体質を確認しながら施術方針を決めています。

 

〈森鍼灸整骨院の施術方針〉

脈診・腹診を通して東洋医学的な体質を把握し、月経周期・基礎体温・冷え・睡眠・ストレス・食生活なども施術方針を決める要素として考えています。4mm程度の「置き鍼」を用いることで、施術後も刺激が持続するよう工夫しています。

通院は、タイミング法・人工授精・体外受精など、婦人科での治療スケジュールに合わせて個別にご提案しています。採卵前後や胚移植前後など、特に配慮が必要な時期の具体的な施術内容については、[妊活鍼灸くわしくガイド]でご紹介しています。

 

〈当院で経験した症例〉

不妊治療と並行しながら鍼灸を継続された患者様の中には、「治療によるストレスが和らいだ」「冷えが改善し、基礎体温が安定してきた」と感じられる方もいらっしゃいます。

ただし、これらは個々の症例であり、鍼灸によって妊娠しやすくなったと断定できるものではありません。妊娠には、年齢、治療内容、パートナーの状態など様々な要因が関与します。当院では、婦人科・生殖医療専門医での治療を尊重しながら、身体全体のコンディションを整えることを目的として施術を行っています。

 

〈よくあるご質問〉

Q. 鍼灸だけで妊娠しやすくなりますか?
「鍼灸だけで妊娠率が上がると断定できる科学的根拠はありません。当院では婦人科・生殖医療専門医での治療を継続していただくことを前提に施術を行っています。」

 

Q. パートナーも一緒に相談できますか?
「不妊の要因は男性側にあることも少なくありません。パートナー様のご相談やご来院についても対応可能です。」

 

Q. 何歳まで妊活鍼灸を受けられますか?
「年齢による制限は設けておりません。年齢とともに一般的に妊娠しやすさが変化することは医学的に知られていますが、鍼灸を理由に婦人科受診や治療開始を遅らせることはおすすめしていません。」

 

Q. 鍼灸は保険適用されますか?
「妊活・不妊症への鍼灸施術は基本的に自費診療となります。詳しい料金は[料金表]をご覧いただくか、お電話・LINEでお問い合わせください。」

 

〈まとめ・受診の目安〉

妊活を始めても1年以上妊娠に至らない場合、35歳以上で半年程度妊娠に至らない場合、月経周期が不規則な場合などは、早めに婦人科・生殖医療専門医への相談をおすすめします。不妊は女性だけの問題ではなく、パートナーと共に向き合うことが大切です。

そのうえで「治療と並行して身体を整えたい」「妊娠しやすい身体づくりに取り組みたい」とお考えの方は、鍼灸という選択肢もあります。治療段階に応じた具体的な施術方針や、検査・治療法についてより詳しく知りたい方は、[妊活鍼灸くわしくガイド]もあわせてご覧ください。森鍼灸整骨院では、西洋医学による治療を尊重しながら、東洋医学の視点も取り入れ、お一人おひとりに合わせた施術をご提案しています。

 

【LINEでのご相談も承っております】

投稿者: 森鍼灸整骨院

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